About Buddhist altars

手を合わせると、
心が少しやわらぐ。
近ごろは、仏壇やお墓を持たないという選択をされる方も増えています。
お墓じまいを考える方も少なくありません。
けれど、仏壇やお墓に手を合わせる時間には、
心を落ち着かせ、自分と向き合う大切な意味があると思うのです。
人生の節目や、悩みごとがあるとき。
そっと手を合わせると、
「お母さんならこう言うかな」「お父さんならどう考えるだろう」——
そんなふうに故人と対話するような気持ちになることがあります。
それは、日常の忙しさから少し離れ、
自分を見つめ直す時間でもあるのかもしれません。
仏壇もまた同じです。
日々手を合わせる中で、昨日の自分を振り返ったり、
今日をどう過ごそうかと考えたり——
そんな“心の整理”をするきっかけにもなります。
故人を想うだけではなく、
今を生きる自分を支えてくれる存在として。
そして、故人とこれからの自分をつなぐ大切な場所として。
仏壇には、そんな優しい力があると私たちは信じています。
お客様が大切にしてきた想いや、故人との思い出をお聞かせください。
「仏壇があってよかった」と感じていただけるよう、
心を込めてご提案いたします。





The story of the Buddhist altarお仏壇とのストーリー
~ モネの池に咲く記憶、母への想いをつなぐお仏壇 ~
ある日、ひとりの娘様がお母さまのご供養についてご相談に来られました。
大切なお母さまを亡くされて間もなく、
「まだ受け入れることができないんです」と静かに話してくださいました。
お話を伺う中で、娘様がふと口にされたのが「モネの池」という言葉でした。
お母さまは生前、その場所がとてもお好きで、
よく一緒に出かけられていたそうです。
睡蓮が静かに水面に揺れるその風景を眺めながら、
穏やかな時間を過ごされていたとのこと。
そのお話を聞いたとき、私たちは「睡蓮」をモチーフにしたお仏壇をご提案しました。
淡い色合いと優しい曲線、静かな水面を思わせるデザイン。
それは、まるでお母さまがいつもそこにいらっしゃるような、
やわらかな空気をまとった一台でした。

娘様には、お仏壇の前でお母さまと対話をするように
少しずつ向き合う時間を持ってみてはいかがでしょうとお伝えしました。
最初は涙ぐまれていた娘様も、
日々お母さまに語りかけるうちに、
「お母さんならこう言うかな」「今日はこんな日だったよ」と
自然に言葉が出るようになっていかれました。
やがて、「お仏壇の前に座ると、心が落ち着くんです」
「少しずつ、前を向けるようになりました」とお話しくださいました。
その表情には、悲しみだけでなく、
お母さまと“これからもつながっていける”という温かい想いが宿っていました。
私たちにとっても、このご提案はとても大切な経験となりました。
お仏壇が、ただ祀るためのものではなく、
心を癒し、未来へ進むための力になる——
そのことを改めて感じさせていただいた出来事でした。





